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頭蓋骨はヘルメットのような1枚の骨ではなくて23個の骨で構成されていて縫合(ほうごう)というギザギザの関節で連結しています。
その縫合部分は、1分間に6回から12回開いたり閉じたりしています。
脳脊髄液は脳室という部分から分泌されます。
脳脊髄液が分泌されると、縫合部分が開いて頭蓋骨が大きく膨張し、吸収されると頭蓋骨が小さくなります。
頭蓋骨の膨張、収縮と同じリズムで腰にある仙骨もゆらいでいます。
脳脊髄液は中枢神経(脳と脊髄神経)に栄養を与えているとても重要な体液です。
【身体は7割が水】
私たちの身体には重要な体液が3種類、循環しています。
1.血液
2.リンパ液
3.脳脊髄液
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この3つの体液が滞りなく正常に循環することで、人間は健康を維持できます。
1と2の血液とリンパ液については皆さんもよく耳にすると思いますが、3の脳脊髄液についてはあまり聞いたことがないと思います。
例えば、肩こりや腰痛などの症状で、筋肉が凝ったらマッサージなどでほぐしてもらうのが一般的ですね。
施術の結果、確かに血流やリンパの流れは改善するでしょう。
しかし、マッサージなど身体(筋肉)へのアプローチだけでは脳脊髄液の流れは改善できません。
脳脊髄液の循環を正常にするには、頭蓋骨縫合へのアプローチが必須になります。
それを可能にするのが、花田整体院で使用しているオステオパシーです。
以下に、花田整体院でアプローチする矢状縫合と鱗状縫合について説明します。
【矢状縫合】
矢状縫合は頭頂部(頭のてっぺん)の関節です。
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脳室から脳脊髄液が分泌されると矢状縫合は左右に開きます。
吸収されると縫合は閉じます。
この開いたり閉じたりのリズムが、1分間に平均7~8回繰り返されています。
矢状縫合に限らず、頭蓋骨の縫合すべて特に開く幅が大切です。
大きく開けば開くほど脳脊髄液の分泌は力強く身体全体にそのポンプ運動で隅々に行きわたります。
矢状縫合は腹筋と関係しています。